種よ芽を出せ

夫に80万円を返済するためにあれこれするブログです。

断捨離 着物 

着物の断捨離

着物の断捨離に頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。とくに、私たちアラカン世代以上の人だと思います。自分の着物だけでなく、親の着物も捨てるに捨てられないということはないですか。今、観光地などで着物姿の若い人を見かけます。着物のレンタルと着付けをしてくれるお店が観光地に増えています。また、自分で着ることができる、着物が好きな若い人も増えたように思います。そういう人達は、着物を着て楽しんでいるのですから、断捨離とは無縁です。着ないのに捨てられない、そんな人のヒントになれば幸いです。

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洋服にリメイク

着物を洋服にリメイクして着ることができます。ギャラリーやデパートなどで見ると、とても高いです。ネットなどで探すと比較的安く請け負ってくれる所も見つかります。採寸して、キッチリの着物ドレスのようなものにリメイクすると、着る場面も限られます。また、自分のサイズが変わると着られなくなります。特にネットで仮縫い無しで注文する場合はフリーサイズのようなデザインがいいでしょう。ただ、着物リメイクの洋服が、今の自分のスタイルに合っているのかは十分に考えた方がいいと思います。リメイクにお金をかけて結局着なかったのでは、また断捨離に頭を悩ませることになります。

小物にリメイク

ハードルが少し低くなるのが小物にリメイクする方法です。洋服にリメイクすることは無理でも、小物なら自分で作れるかもしれません。帯を飾る、コースターを作ることなどは簡単です。でも、自分のライフスタイルに合っているのかはよく見極めた方がいいです。私は数寄屋袋、懐紙入れ、手さげ、ポーチなどを作りました。形見分けで着物を断った人に差し上げたら喜ばれました。祖母の帯締めを持ち手にした手さげは自分で愛用しています。手さげの裏地は祖母の綿の着物にしました。

着物として生かす 

着付けを習うか独習して、着物を着ることにするのもひとつの手です。今は専門家に着つけてもらった着物姿しか目にしていません。習いに行くとやはりそういう着付けを教えてくれます。昔はそんなにきっちりと着ていなかったはずです。樋口一葉の写真を見た時に、私は確信しました。昔は写真を撮るといったら、写真館に行って撮るのですから、そうとうきちんとした姿だったと思います。それなのに、今の着付けとはだいぶ違います。胸元にキッチリシワのないように補正をして着るようになったのは、普段着として着物を着なくなってからだと思います。着物好きの若い人は自由に着物を楽しんでいます。袴でもないのに、足元ブーツだった人を見かけたこともあります。アラカンも少しだけ自由に楽しんだらいいと思います。着物で歩いていると時々おせっかいな人に出会います。襟が抜きすぎだと言ってきたり、帯のたれを直したりしてきます。でも、そういう人に限って洋服姿です。そんな時も、軽く受け流したらいいです。反対に、良い面でも沢山声をかけてもらえます。特別待遇の時もあります。どんなにドレスアップしていても、知らない人から素敵なお洋服ですねと声をかけられることは稀だと思います。でも着物姿というだけで、素敵ですねと声をかけられますよ。着物として生かすという点では、私は父の着物と羽織を使って長羽織に仕立て替えしました。私が父の形見として持っているのは、この長羽織と花器の二点だけです。花器も実は、父が灰皿として使っていたものです。

オークションまたはフリマ

今はネットでオークションもフリマもできます。私も、メルカリ以前にはオークションで着物を売り買いしたことがあります。着物を着ていると着物が集まってきたと昨日書きました。リメイクするにも自分で着るにも多すぎたので、オークションに出品したことがあります。リメイクも着ることも自分には向かないと思った人は、手放すことが一番です。結婚する時に着物を持たせてくれたご両親のお気持ちは、着物が無くなったとしても変わりません。箪笥に入れっぱなしで、毎年の虫干しやたとうしの取り換えはしていますか。長いこと広げてもいなかったら、虫にくわれているか、シミになっているかもしれません。もしそうなっていても、ハンドメイドの素材として買ってくれる人はいます。箪笥で眠り続けている方が、着物もかわいそうです。