種よ芽を出せ

夫に80万円を返済するためにあれこれするブログです。

引越し 断捨離 

引越し

結婚式の一か月前に夫が転勤になったのを始まりに、9回の引越しを経験しました。その他、子供の進学や就職に伴う引越しや、夫の単身赴任の引越しを入れると10回は優に超えています。10回以上は、大掛かりな物の見直しをしたということになるかもしれません。一番大変な引越しは、持ち家から都会のマンションに引越した時です。子供の進学を考えて、もう転校はできないということで田舎に家を建てました。夫はその後単身赴任となりました。高校卒業後、進学先が夫の単身赴任先と同じになりました。その時に、持ち家は貸して引越しをすることになりました。この時はトンの単位で断捨離をしました。貸すからには、家の中は空っぽにしなければなりません。そして、都会のマンションは持ち家の半分以下の平米数でした。大きなものでは車、ピアノなどを売却しました。買ったばかりの冷蔵庫もマンションには大きすぎて入りませんでした。大きなダイニングテーブルも処分しました。もうこれ以上捨てるものは無いという状態で、引越しをしました。ところが、荷物が収まりきらないのです。何度も引越しをして荷造り、荷ほどきは慣れていましたが、この時ばかりは積みあがった段ボールの脇で寝ざるをえませんでした。そして、もう捨てる物は無いと思ったところから更に捨てて、なんとか生活をしていました。

f:id:avocat1:20181128150425j:plain

今なら分かること

捨てる物は無いと思ってから、さらに物を処分しても狭いマンションは物でいっぱいでした。まだ物を持ちすぎていました。その生活は全く快適からは、程遠いものでした。あの頃の自分に言うことができるなら、「もっと捨てるしかない。」と言うでしょう。思い出の品や、いつか使うかもしれない物は、今の生活には必要ない物です。今を大切にしなくて、過去も未来もありません。

何度も引越しをして、物の見直しをしました。捨てることにも抵抗はないつもりでした。それでも、使わない足袋は出てくるし、ゴールドジュエリーもタンスにしまったままでした。本もいつの間にかコレクションしています。やはり、私たちは持ちすぎています。現に今年は買わない挑戦(服と生地)をしていますが、何一つ困ることはないです。夫に80万円を返済するため、換金できるものを探したことは、ミニマリストとして大いに学びとなりました。もう手放す物なんてないと思い込んでいました。

12月の引越し

ただでさえ忙しい年末ですが、12月の引越しというのはけっこうあります。ある時、こんなに引越しが多いのなら、引越しの達人になろうと思いました。そこで、引越し業者に電話して、仕事ありますかと聞いてみました。慢性の人手不足だったようで、すぐに採用になりました。すべてお任せで引っ越す人の、荷造りや荷ほどきの仕事でした。新年は新居でと思う人が多いようで、12月は忙しい月でした。大晦日に荷造りしていると、お客様から「こんな日に働いているなんて、あなたも訳ありね。」と言われました。この人と年は越したくない、という引越しだったようです。引越しの達人になりたくて、とは言えませんでした。