種よ芽を出せ

夫に80万円を返済するためにあれこれするブログです。

今を生きる

なんで私に電話したの?

今日は以前お茶のお稽古で一緒だった人から、7年ぶりくらいに電話がありました。着信画面の名前を見た時には、先生でも具合が悪いのだろうかと思いました。少しドキドキして電話に出てみると、話し方が不自然でした。ケガをして入院していたと言うので、それで話すことが不自由になったのかと思いました。ト書きを読むような、抑揚のない話し方なのです。変なことも言いますが、7年以上前のことなのに私のこともよく覚えていて、こちらがたずねたことにも答えることはできました。でも、途中で普通じゃないと確信しました。携帯の着信履歴から順に電話をかけていると言うのです。履歴の4番目に私の名前があるのだそうです。きっとお稽古の連絡の電話でもしたのでしょう。個人的に電話でやり取りする間柄ではありませんでした。電話は三回かかってきました。二回目の電話の時に、ケガ以外でも入院していたようなニュアンスでした。精神病院と言ったのですが、話がコロコロ変わってよく分かりませんでした。三度目は「もうお昼を食べるので、電話を切りますね。」と言ったらあっさりさようならと言ったので、ホッとしました。リハビリパンツをはいているけれど、ズボンが濡れてしまったとも言っていました。「着替えを手伝ってくれる人はいますか。」と聞きましたが、一人で家にいるようでした。そんな状態の人がひとりでいるなんて、怖いことだと思いました。認知症というよりは、精神疾患なのかなと思いました。彼女と私は年齢もそう変わらないはずでした。同年代の息子さんもいます。

今を生きる

健康で生活できる残り時間を知ることは、誰にもできません。健康ではなくても、幸せな毎日ということもあります。将来のことは誰にも分らないのですから、分からない将来のことをあれこれ思い悩むことはやめた方がいいです。私たちは今を生きることしかできません。今朝の電話で、落ち着かない気持ちになりました。そんな時こそ、今にフォーカスして生きなければと思うのです。今一番好きな言葉はPetit à petit (プチタプチ)というフランス語です。意味は、「少しずつ」です。たとえ小さなことでも、毎日積み上げていこうと思っています。

時間も自分も今にフォーカスしようと書いた記事はこちらから。

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Petit à petit l’oiseau fait son nid.